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zoom RSS 一阿の 「映画 聯合艦隊司令長官「山本五十六」 を観て」 後記

<<   作成日時 : 2012/02/02 07:48   >>

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六回に亘って述べてきましたが、この論議は海軍が良いの陸軍が良いのと言った局所的な事を言っているのではありません。海軍も陸軍もそれぞれに如何に国家を守るかの根本の心がありました。その上でのリベラルと保守です。しかし今は違ひます。国家が無いのです。保守とリベラルの差は国を守るか国を壊すかの差で す。今のリベラルという人の多くは皇室に対する尊崇の念は無く、二千年脈々と続いてきた国体への感謝の心はありません。昔、吉田茂は大の軍隊嫌ひでありましたが、上呈文書の末尾には「臣、茂」と書いたものです。

厚木に降り立ったマッカサーは、この不思議で美し国を恐怖と羨望の気持ちを以って考へました。二度と立ち上がれないやうには、どうすればよいかを考え、狡猾な深謀遠慮を実行しました。その第一が、陸軍海軍に対する暴走侵略のレッテルを張ることでした。

我々国民に陸軍海軍の非を針小棒大に訴え、反軍思想の育成に励みました。司馬遼太郎に海軍の知識を教えた青木彰(75期・産経論説主幹〜筑波 大)は「戦後のマスコミはGHQの言うことを聞いてをればまず安全」といふ安易で怠惰な癖がついてしまった。とよく言ったものです。

「ヨーソロ」 (海軍酒場)マスターの金森さん(海軍上等兵曹)はバリックパパンで終戦を迎へましたが、ボルネオ島で飛行場を造った際、島の人達と一緒にモッコを担ぎま した。そうしたら島の人は「日本の兵隊さんは優しい、今までオランダの軍人は鞭を持って立っているだけで、一緒にモッコを担いでなんかくれなかった。」と いった、と話してくれました。

南方に進駐した日本の兵隊さんは我々の国民性もあってインドネシヤの人達に親しまれていたのです。然しこの種の心温まる話は 新聞には一切載りません。海上自衛隊の艦艇の事故はまず調べもせず、まず海自の悪者論がでっち上げられます。兵学校で私の隣に座っていたK海将は、「なだしお号」事故のとき、潜水艦の甲板に自衛官が並んで事故で泳いでいる被害者を見下ろしている写真が載りましたが、あれは明らかに合成写真だと悔しがりまし た。その潜水艦の甲板には人は立てなかったのです。

一昨年靖国会館で国士と言われる保守の有名人が話をしましたが、彼は「山本五十六は統帥権を悪用して勝手にハワイ真珠湾を攻め、敗戦の原因を作った。軍令部の予定通り南方を攻めて居たら日本は戦いに勝っていた。」等と見当違いのことを言ふものですから、さすがに私は手を挙げて、統帥権の問題はロンドン会議の海軍軍縮会議の問題であり、そのような間違ったことを言うと貴兄は立派な人であるだけに影響力が強いので謹んで欲しいと説得しました。NHKや朝日新聞は事あるごとに、海軍陸軍の非を論い、わが国の再軍備を阻止しやうとします。平成21年8月9 日から3日間に亘り「日本海軍400時間の証言」と称してNHKが例によって作為に満ちた反戦放映を行ったあとだけに私も心配だったのです。

水交会とこの番組とのかかわりは、雑誌「水交」の平成21年11・12月合併号に詳しく出ていますが、NHKは殆ど騙りに近い方法で水交会から資料を借り受け、初期の約束に反して別の資料から自分に都合のよい所だけをつまみ食いしたのです。

水交会には・小柳資料・水交座談会・海軍反省会の膨大な資料があります。NHKは最初この中で・小柳資料 に関心がある様に装いながら、実は反戦的なニュアンスのある「海軍反省会」の中から自分に都合のよい資料だけを取り上げたのでした。「小柳」資料のほうには次に掲げる先輩達の言葉が取り上げられているのです。

NHKの意に反したのでしょう。・・・・高橋三吉大将 長谷 川 清大将山梨勝之進大将 左近司政三中将 草鹿任一中将 三川軍一中将 井上成美大将 福留 繁中将 吉田善吾大将 島田繁太郎大将 野村直邦大将 豊田貞次郎大将 新見政一中将 栗田健男中将 中澤 佑中将富岡定俊少将 草鹿龍之介中将・・・・等等の言葉です。NHKはこれらの方々の貴重な発言は振り向きもしないのです。

映画「山本五十六」の考察は私の分隊監事 野村 実教官の著書から入りましたが。教官は平成13年5月18日に亡くなられました。その直前の分隊会で、3つ印象の深いことを言われました。

1  日本海軍が急速に成長を遂げる為にはどうしても英国の海軍の教えを請う必要があった。何度も言いますが帆船から外輪船 スクリュー船と海軍の悠長な自然 発生的な道を歩むわけには行かない。帆船から即スクリュー船へとその技術を上げなければならない。日本海軍はアングロサクソンの英国海軍の直輸入なので す。和魂洋才で言えば、武士道の上にアングロサクソンの文化を植えつけたようなものです。
此れに比べ陸軍は軍事技術を最初フランスから学びましたが、普仏 戦争で仏が負けるや陸軍はその師をゲルマン精神の独に乗り換えました。したがって海軍と陸軍の差は取りも直さずアングロサクソンとゲルマンの差なのです。 それが分かっていないと、日独伊三国同盟も対米海戦反対も深い所では分かりません。

2 それからもう一つ。敗戦の原因の大きな要素に宗教の差があ る。日本は神道と仏教の国で一神教ではない。彼らはキリスト教といふ一神教を信じている。この宗教は粘りがある。悪く言えば「しつこい」ところがある。日本人はおおらかで、淡々としたところがある。死んでしまえばみな仏だ。この差は大きい。

3 そして71期のクラスヘッドの田結保大尉の事をつくず く言われるのでした。彼は早く死んでしまったからなあ。田結大尉が新鋭巡洋艦筑摩で戦死されて以来、常に彼の頭の中には戦友のことが頭にあったのです。分 隊会で友人の個人の名を出されたのは初めてでした。考へて見ると野村大尉が完成した精密で膨大な海軍の歴史に関する研究は、田結大尉を慰めるためだったかもしれないのです。前にも申しました通り、田結大尉はクラスヘッド、野村大尉は2席(71期)だったのです。ご冥福を祈ります。


(了)


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