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zoom RSS 一阿の 「坂の下の闇」

<<   作成日時 : 2011/06/08 07:58   >>

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松山から友人がやって来た。肺ガンを克服して元気な顔で現れた。肺炎にかかり、ついでに医者が調べたらガンが見つかり、放射線と抗がん剤の治療を続けたらしい。「何が幸いが分からん」と彼は言った。

坂道を歩きながら、「俺は北豫中学だ」「北豫中学の総長は秋山好古だった。知っとるか」と言った。それから、 松山藩主が松平家から久松家そしてまた松平家へ戻った苦難の歴史を延々と話して聞かせた。勤王と称する土佐藩に攻められあまつさえ幕府からは十五万両の軍資金を命じられた。苦難のどん底であった。

この坂の下の闇から這い上がって坂の上の雲にたどり着く物語が司馬遼太郎のはなしだ。しかし司馬遼はこの闇を知らない。伊豫からやって来た友人や彼の先祖にはこの闇が身体の中に染みついている。小説家や演出家は雲の上にのって自分の思想をフワフワとちりばめる。

NHKあたりがこれを放映すると軍国主義反対の場面をそっと隠しておく。「幕末に宇和島に着いた英国軍艦が置いて行った大きな軍艦旗が今でも市の記念館に 保存されてゐる」「最初軍艦に乗った人達は異人をこわごわ遠巻きにしてゐたが、やがて共に飯を食い、最後は肩を抱き合って踊った記録が残ってゐる。伊豫の人間は昔から開放的だった」と締めくくった。「軍艦旗を土産に置いて行くなんてのは如何にもアングロらサクソンしい。」と彼は言った。

帝国海軍にもそんなところがあった。敗戦間際戦艦大和の出撃の為ボルネオへ重油を取りに行った先輩(高等商船)は艦が座礁し東支那海で沈んだので軍艦旗を命がけで潜って持ち帰ったら江田島出の上官に「そんなものに生命をかける奴があるか」と怒られたと言ってゐた。突然友人は「おい!一体時間とは何だ?」と切り出した。「時間は時間だ」と言って見たが、返答になってゐない。

帰って国語大辞典(小学館)をひいて見ると「物理学で地球の自転の周期を測定して得た単位。最近ではセシウム133の同位元素の発光する特殊なスペクトル線の振動周期を基準とする。古典物理学では、空間から独立した変数、いわゆる絶対時間として扱ったが、相対性理論では、空間と共に四次元の世界を形成するものとして扱ってゐる。」とあった。何のことやら分からない。人類は時間が分かってゐないのだ。!

ただ素人でも分かることは「時間は137億年前ビッグバンで質量(空間)と一緒に生まれたのではないか」と言うことだ。人間にとって生命と一緒に大事なの は「時間」なのだ。しかし「時間」は見へないし触ることが出来ない。だからあんなものは、かってに流れてゐるくらいにしか考へない。そうではない。「時間」こそが歴史を創り、文化を創る根元なのだ。ところが此の地球上に「時間」を切り捨てられてしまった国が一つだけある。それが日本だ。

日本は戦争に負けてかっての敵国(悪ければ戦勝国)に神武以来の、特に明治以来の誇りある歴史を切り捨てられてしまった。正確に思い出すことも禁じられ、敵国がつくった歴 史やそれに基く憲法をおしきせられてしまった。戦争に勝つとそんなことが出来るのだ。とくに白人と有色人種の間では酷い。我か祖国は無惨にも150年余り の時間を完全に切り捨てられ、坂の下の闇のなかを蠢いてゐる。

朝鮮人や支那人が歴史認識とかいう聞き慣れぬ薄汚い文句をブツブツ唱えながら遠巻きにしてゐるなかを、自虐史観で自ら国を潰そうとしてゐる。時間を無視した雲のやうな観念、特にマルクス レーニンの尻尾をつけた進歩的文化人、日教組の教育をうけ我が祖国の歴史を全く知らぬ軽薄な左翼政治家どもにどうしてこの国難を救うことが出来ませう。愛国の気持、郷土を愛する気持ちは「時間」を取り戻した者でないと湧いてこないのです。

自国の歴史を知らず切断された時間の真空のなかでフワフワ浮いてゐる 雲のやうに理屈をこねても我が郷土は復興しません。遠野や宇和島にはそして田舎に行くほど日本が残ってゐるのは、敵国(戦勝国)にその郷土の時間(歴史) を奪われなかったからです。歴史(時間)を忘れた思想が如何に浅はかであるかは菅や仙谷や枝野や五百旗部の行動を見てゐるとよく分かる。

西欧の悪巧みは東洋の盟主から軍隊と「時間」 を収奪し観念的な十三歳の幼児にしたことです。我々はもう一度わが国独自の時間(歴史)と誇りを取り戻しその国民の選んだ政府を造る以外に国難を救う道はない。民主党では国は潰れてしまふ。

(「坂の下の闇」 了)

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