「兵学校精神とキリスト教」(備洋会<海軍兵学校 広島県連合クラス会>2001年9月の講演より)⑥/7

C. 兵学校精神にキリストを迎えよう
 今の軍事力にすぐ訴える米国に「反省せよ」と言える日本人がもっと増えるべきだと私は思っている。なぜならば、戦後の日本は世界史上、初めて、憲法で戦争を放棄すると宣言した国だからである。現憲法は、多くの人がマッカーサーの押し付け憲法だと思っている。しかし、この第9条は、大戦直後の首相、幣原喜重郎(しではらきじゅうろう)総理が粘り強くマッカーサーを説得して採用させたのだった。それは奇跡的な出来事であった。日本は、「剣を取る者は皆、剣で滅びる。」(マタイ26:52)と警告されたキリストの言葉を、憲法で守ることを保証している唯一の国家なのだ。これはもっと世界に誇るべきことだ。

 この国は、その歴史や伝統を知れば知るほど、日本人として誇るべきことがたくさん出てくる。日本には伝統的に気高い精神が存在している。明治時代に西郷隆盛(さいごうたかもり)は「天は人も我も同一に愛し給うゆえ、我を愛する心をもって人を愛するなり」と言っている。これは「あなた自身のようにあなたの隣人を愛せよ」と言われた主イエスの言葉に通じる。

この日本を構築して来たのは仏教と神道だと言えるかもしれない。しかし、そもそも仏教の阿弥陀仏思想とは、紀元1〜2世紀にかけて出来たもので、インドに伝道に来た使徒トマスに発するキリスト教の影響を受けていることが明らかにされている(仏教史学の権威アルティ氏)。阿弥陀仏は、キリスト教のメシヤの模倣だ。また、武士たちに忠誠心を植え付けたのは神道だったが、実は神道の本質は、キリスト教と深い関係のあるユダヤ教であるというのだ。

「神道は本来、ユダヤ教である」と発言したのは明治天皇本人である。明治天皇の孫である小林隆利(たかとし)という方がナザレン教団の牧師であり、キリスト教雑誌『ハーザー』2000年8月号でインタビューに答えている。

 小林牧師:「明治天皇は私の母に、次のことを教えられたそうです。『私は天皇の権限で日本という国を調べた結果、日本は、神道である。しかし神道は、本来は(旧約時代の)ユダヤ教である』天皇の権限で調べたのですから、これは誰も反論できません。」そして明治天皇は、キリスト教はユダヤ教を完成させるものだ、と理解していたという。「明治天皇は私の母に、『おまえが結婚して男の子が与えられたならば、キリスト教の牧師にするのだよ。きっと役に立つ時がくるぞ』と厳命しました。

明治天皇は、精神的にはクリスチャンだと言っています」と小林牧師は言われる。明治維新の時に、欧米諸国に追いつくためには、西洋の精神を学ぶべきだと、明治天皇は18歳の時に、米国人宣教師から聖書の講義を受けている。また、昭和天皇の隠れたエピソードとして小林牧師はこう述べる。太平洋戦争開戦の直前、軍部が昭和天皇に戦争の許可の判を押すようせまると、昭和天皇は『私は反対だ』と言われた。しかし、天皇といえども、内閣で決まったことは判を押すべし、と皇室典範てんぱん(規則)にあると軍人が乱暴な言葉で迫ると、昭和天皇は、はっきりと答えた。

「たとえ、皇室典範に違反しても私は判を押さない」。結局、軍人たちが昭和天皇を押さえ込んで、天皇の手に判を持たせて、無理矢理に判を押させた。昭和天皇は、あくまで戦争反対を身を挺して実践した平和主義者だったのだ。また、昭和天皇は敗戦直後、マッカーサーに「戦犯は私一人だ。私を死刑にして、国民は全員赦してほしい」と頼んだ。これは、キリストの姿に倣ったのだと言える。



― つづく -


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