仙道の「自治基本条例に反対する市民の会 設立大会」(報告)3/10

ところが、地方分権の中で、文部省は、教育委員会への指導権限を返上します。よって、地方で何が行われていても、文部省は何も物が言えないという状態が作られてしまった。安倍内閣の時、地方教育行政法の一部改正で一部権限を取り戻した。地方分権というのは中央+政府の権限を地方自治体に戻したというよりも、中央政府の権限が無くなってしまった。民主党政権になって地域主権と言うことが言われるようになった。これも自治基本条例と同じ発想であり、これらを含めてお話したいと思います。

一言でいうと地方分権、地域主権、基本条例の制定に共通しているものは何かと言うと、狙いは一つ、地方自治体を、彼ら、即ち構造改革派やこれにくっつぃているマルクス・レーニン主義者が含まれる人達のコミニューンにしようではないか、自分達が好き勝手に出来る空間にしようではないか、の一言で言えばそういうことです。イタリヤ共産党構造改革派の中で言われてきたのは、ヘゲモニーを握れ、主導権を握れということで、自分たちが好きなようにやれるようにする。人数は少数であっても良い。権限を発揮出来るポストに就いて、主導権を握れば、全体を動かすことが出来る。この基本条例は全体から見れば、絶対的少数派即ち地方議会の中で議席も取れないようなセクトや一つか二つしか取れないような議席であっても、如何にして自分達が全体をコントロールできるかの仕組みを造ることに尽きます。

基本条例の言い出しっぺは松下圭一であって、1994年、自治体で基本条例を作れと北海道の或る講演会で言っている。民主党の結成が1996年と繋がっていると思って下さい。冷戦の崩壊後、如何にして生き残るかの仕組みを造るかの流れの中にあります。自治基本条例だけが今クローズアップされていますけれども、自治基本条例を作る最終目的は、地方自治基本法の制定だと言われています。これは、自治労と地方自治総合研究所つまり自治労とそのシンクタンクが一緒になって、1998年に「地方自治基本法」の構想を発表しております。

内容は何かと言うと、条文で「――については自治基本条例に譲る。」として、地方自治体の運営については、国の法律でガッチリ決めて行くのではなくて、各自治体で制定する自治基本条例で、中身を決めることが出来る。それをオーソライズする基本法であるとしたものであり、この地方自治基本法が出来れば、地方自治体の運営は各地方自治体の裁量で、どうにでも出来る。彼らは次のように考えたのではないか。即ち、自分達は中央政府の実権を握るのは中々難しい。然し地方自治体であれば自分達がヘゲモニーを握ることが出来る。その為の仕組みを作るべく90年代になって動き始めた。そして理論構築して来た。

我が方にとって残念なことですが、中央政府を彼らに取られてしまっている状況でありますけれども、民主党政権も本来なら彼らは自分達には出来ないだろうと考えていたふしがある。彼らは、政権を降りた後も、自分達が作った仕組みが長く維持されるように幾つか楔を打っている。地方分権がそうです、男女共同参画社会基本法を作りました。「ゆとり」教育もそうです。自分達が政権を去った後もこうした仕組みさえ作って置けば、自分達の影響力が行使出来る、そういう仕組み造りをしているのです。これらが、実は自治基本条例の大前提になって考えられている。

背後に控える自治労と地方自治総合研究所は今申しました通りですが、自治労の政策集の中に、はっきりと自治基本条例の制定ということが謳われています。自治基本条例の制定は自治労の運動方針であるということです。そして基本条例の制定を各地の自治体で指導をしているのは、地方自治総合研究所の関係の研究者や学者であるということです。一番有名な人物は、地方自治総合研究所の所長である、辻山幸宣という人で、各地での基本条例制定の審議会に座長として、吃驚する程色々の処に出ている。保守の首長で、しかも自民党系単独で当選した所へ、この辻山氏を座長にして、彼等から見れば、シテヤッタリといったところでしょう。自治労やそのシンクタンクが仕組んでやっていることを、自民党系が取り上げていく動きがあるということです。

(続く)


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