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みんなの「特別寄稿」ブログ


海上自衛隊のインド洋給油活動終了に伴う、実名での特別寄稿

2010/01/14 08:58
◇◆本日の「特別寄稿」と寄稿者について◆◇

明日1月15日、「テロとの戦い」を掲げ2001年12月から始まった、海上自衛隊のインド洋での外国艦艇への給油・給水活動が、新テロ対策特別措置法の期限切れに伴い、終了いたします。

本日はこの問題に詳しい、元海上幕僚長「吉田 学」さまが、実名でご投稿下さいました。

聡明な読者の皆さまは既にご承知の通り、これまでにこのサイトへ手紙を届けて下さった「一阿」さまと「蒼海」さまは、いずれも戦前に海軍兵学校で
学ばれた方々です。
この「吉田学」さまも、この「一阿」さまと「蒼海」さまと共に海軍兵学校で同期生として学ばれた方でいらっしゃいます。

吉田学さまは水交会会長(戦前初代は勝 海舟、戦後初代は山梨勝之進)もお務めになられました。

吉田さまは海上幕僚長時代、シーレーン1000海里防衛構想において様々な装備を模索している折に、ずば抜けた防空能力を持つイージス艦導入を推し進められた方です。

日本に対するアメリカ側のイージスシステム供与に関して交渉が難航していた第2次中曽根内閣時代、吉田さまはアメリカ海軍に対して根気よく説得を続けられ、更にはアメリカ海軍の一世代遅れたイージスシステムの供与の提案を退け、当時最新型のイージスシステムの導入が進められる事となりました。

そしてご退官から8年後の1993年3月、海上自衛隊初のイージス艦「こんごう」が就役しました。

ご退官後の現在も国益を第一にお考えになる吉田さまは、自衛隊がインド洋から撤収することは、日本の働きに期待を寄せていた世界が失望することであり、これは大きく国益に反することであるというご認識の下、この問題を周知されるためにあちこちで講演をなさっておられるそうで、当ブログにおいても周知の一環としてご投稿下さることになりました。

本日の手紙の内容は主に新聞記事からの抜粋ですが、この記事は吉田学さまのお気持ちを最も強く代弁するものとして、皆さまへご紹介するようにと〔しーたろう〕にお預け下さいました。

皆さまにおかれましては、主旨を何卒ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。


◇◆〔しーたろう〕が吉田学さまから皆さまへお預かりした手紙のヘッダー◆◇

新政権の外交・安全保障政策は大きな危惧を持たざるを得ず、
国民の精神の覚醒を願わずにはいられません。
お互い頑張りましょう。
                 吉田 学


◇◆吉田学さまからお預かりしたブルース・ワインロッド氏の寄稿本文◆◇

「米国の前国防総省NATO駐在首席代表のブルース・ワインロッド氏の『自衛隊のインド洋撤収、世界の失望』という寄稿(談話)」〔平成21年10月6日 産経新聞報道〕

 「日本の自衛隊が支えるアフガニスタンでの作戦は米国だけでなく、NATO加盟全28カ国が何等かの形で参加し、国連も完全関与している。

 日本の新政権が最初に打出す主要な新政策がインド洋での自衛隊の給油活動の撤収というのではあまりにも残念だ。対米政策の始め方としても不運だと思う。日本にとっての象徴的・実質的な両面でも大きいだろう。アフガニスタンでのイスラム原理主義勢力タリバンや国際テロ組織アルカーイダに対する軍事作戦は民主、共和両党の根強い支持を受けてきた。だが、その作戦が困難を増してきた。
 
米国の国民一般の支持も最近はやや揺らいでいる。
 オバマ政権にとってこうした困難が増せば増す程、日本の支援は貴重となる。私自身、今年夏まで、NATO駐在の首席代表としてアフガニスタン作戦にかかわってきた。
この作戦に加わるすべての諸国が日本のこの時期の撤退には失望するだろう。

 オバマ政権も落胆するだろうが、日米同盟の堅持という基本目的からその落胆をあまり表面には出さないかもしれない。

 いまこの時期に日本との関係全体を悪くしたくないからだ。

 表面的には日本の決定を正面から受入れ、他の領域での協力を期待するというような声明を出して、それほど重要な案件ではないような扱いをするかもしれない。

 だが実際は失望が大きいだろう。

 日本のこの時期での撤退は同盟パートナーとは何かという基本的な疑問をも提起するだろう。」

(了)

※明日は、「一阿のことば 25」をお届けいたします。


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