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zoom RSS 一阿の 「澎湃寄する海原の」 1

<<   作成日時 : 2016/12/10 07:00   >>

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澎湃寄する海原の
大波砕け散るところ
常盤の松の翠濃き
秀麗の国秋津洲
有史悠々数千載
皇謨(コウボ)仰げば弥高し。

これは、戦前帝国海軍の士官を養成する海軍兵学校の歌です。大正8年 創立50周年を記念して、第50期の神代猛夫生徒が作詞しました。

江田島の海軍兵学校は旧制中学の4〜5年生からゆきましたので、当時十八〜十九才でしよう。「ああ玉杯に花うけて・・・」(旧制一高寮歌)や「紅萌ゆる丘の花・・・」(旧制三高逍遙の歌)と共に若者によく歌われました。 ただ一寸違うのは、この歌には国の尊さが謳われていることです。

皇謨(コウボ)は天子さまのおこころと言うほどの意味です。大正8年と言うと第一次世界大戦が済んだ翌年で、好景気に湧き自由・民権・洋風に現(うつつ)を抜かしていた時です。この中で、日本の若者が古鷹山の麓で先を見据えながら、国を憂えていました。この歌の 5番は、「見よ西欧に咲き誇る/文化の
蔭に憂あり/太平洋を顧みよ/東亜の空に雲暗し。」 です。

100年ほど前の国際情勢の何と今の世に似ていることよ。歴史は繰り返す、なんて言うのも愚かな気がします。 当時海軍兵学校には一人のイギリス人教師がいました。彼の名はセシル・ブロック。昭和7年から10年まで教鞭を執りましたが、生徒達の国を憶う真摯な態度と、訓練の激しさに感激し、「英国人の観た海軍兵学校」と言う一冊の本を現します。

その中に次のやうな記述があります。「・・・江田島の生徒は、イギリス人が考えているやうな、宗教上の教典を読む意味において、宗教的なのではない。兵学校では、宗教的な礼拝が行われる訳ではない。校庭には、1928年(昭和3年)に建てられたら小さな神社があるばかりである。・・・彼等は仏教徒でも神統家でもキリスト教徒でもない。彼等が信じている宗教の意味は、忠義と孝行との外の何者でもないのである。君に忠ということが、彼等の生活の中心である。人生最高の目的は、天皇陛下の御為に粉骨砕身することであって、この為には死をも辞すべきでないという信念を持っている彼等なのだ。・・・」

セシル・ブロックが当時のイギリス人として、尽忠報国の精神を理解しやうと努力したあとが伺へて微笑ましい。最近産経新聞に「独立不羈」と言う河合栄治郎の生涯を解説した名企画がありましたが、その中で、鶴見祐輔と河合栄治郎そして関嘉彦のことが語られています。「河合門下の関嘉彦は、その鶴見から河合と同じ天皇に対する強い崇敬の念があることを感じていた。いわば『天皇を戴く自由主義』である。・・・昭和16年12月8日宣戦の詔勅が放送される直前、関はうっかり机の前で椅子に腰をかけたまま聞いていた。その瞬間に、鶴見が大声で、『関さん!』ととがめる声が響いた。慌てて起立すると不動の姿勢をとった。彼が鶴見から怒鳴られたのはこの時の一度だけである。・・・」

戦前は軍人だけでなく、一般の民間人も自然にそうなってしまう風に、陛下に対する尊崇の念を持っていまた。小学校の高学年ともなれば、皇室に対する崇拝の心を身体が知っていたのです。頭とか気持ちではない。今の人達に尊崇の念がないと言うのではありません、戦前とはどこかが違っていると感じるのです。 経済現象や人情にはワールドスタンダードとか国際化なんていうことがあります。しかし、国体にはワールドスタンダードや国際化は絶対ありません。これだけは各国独自のものなのです。アメリカにはアメリカのイギリスにはイギリスのフランスにはフランスの独自の国体があります。

日本の国体の心柱は二千六百有余年脈々と続いた万世一系の天皇であることは言うをまちません。最近「生前御退位」のことが、竹の園生から漏れ、畏れ多くも、マスコミでよく執り扱われます。

― つづく −


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