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zoom RSS 一阿の 「昨日の空」V−1

<<   作成日時 : 2013/04/28 07:00   >>

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今まで蕪村の俳句や中村天風先生のことを書いて来ましたが、これは俳句や天風先生の心身統一法を説明しやうとしたのではありません。それは愚老には荷が重すぎます。

愚老が言いたいのは 日本人の美意識が世界でもずば抜けて高いことと中村天風と言う哲人が真の日本人であったと言うこの二つです。さて昭和27年2月学生服のまま丸山福山町の天風先生のお宅を訪ね、「この人は死なないよ。」「今日から私は思念を送る。」「君も必ず元気になると思念を送りなさい。」と言はれてから3ヶ月、学士卒業の免状を持って故郷神戸に帰って見ると、其処である奇跡に出会ひました。

須磨の陸軍病院を改装した病室を訪ねると終油の秘跡を受け、もう臨終を覚悟してゐた人がまるで骸骨(むくろ)のやうに痩せこけてはゐましたが、にっこり微笑んで此方を見てゐたのです。その人は腎臓結核で片方の腎臓は摘出し、残る腎臓も結核菌に犯されてゐました。尿毒症で譫言を言い続けてゐました。

芦屋カトリック教会のメルシェ神父に告戒をし、これで天国にゆける人生最後の儀式を受けてもゐたのです。私はキリスト教徒ではないしそれ程熱心な佛教徒でもない。キリストの復活は遠い出来事だ。しかし今、目の前で起きてゐることは奇跡に近い。

それから半年。やっと杖で一歩二歩あるけるやうになった病人を伴って、神戸天風会へ天風先生を訪ねました。昭和27年暮れ天風会は布引の徳光院でありました。ヨチヨチと門前にさしかかると一台の黒塗の車がやって来てドアが開きました。天風先生です。先生が降りて来られて、目が合うと「おお・」とおっしゃった。

振り返って後から降りて来られた瑱瑳子さん(お嬢様)と野崎先生に微笑みながら何か言ってをられましたた。この偶然の出会ひも今から考へると不思議なことです。ラジャヨガとカルマヨガの神髄を会得された天風先生であったが、これほどの力とはご自身も思ってをられなかったのではなからうかとさへ思ひます。

社会的な地位も名誉も何もない一学生の願ひをいとも簡単にお引き受け下され、正に宇宙霊と通ずる人間の偉大な力を発揮された天風先生は私にとっては神であり仏であった。しかし私は不遜にも天風先生を拝まなかった。2つの疑問があったからです。


(つづく)


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