ガラス瓶に手紙を入れて

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zoom RSS 一阿の 「謹賀新年」2

<<   作成日時 : 2013/01/11 07:00   >>

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深大寺へ初詣に行きました。寺域にある「波郷」の墓も綺麗に掃き清められてゐます。「吹きおこる秋風鶴をあゆましむ。波郷」あの名句を憶ひながら武蔵野の小径を歩く。

秋風は今回の選挙、鶴は真正保守の心だナ等と考えながら。ここには昔ながらの道がある。椎や櫟の落ち葉の下に、ほこほことした土がある。いつもながらホッとする。年齢(トシ)のせいか舗装路は脚に響く。昔は良かったなあ。歩きながらふと考へる。

わが国に中国が侵入して来たらどうするのだらう。やはり国防軍が要る。先日も安倍さんが復興と景気浮揚・憲法改正・国防軍の創設と 言った途端、メディアは一斉に「国防軍は戦前の暗黒時代の悪い軍隊を思い出すからイカン。」とかまびすしい。

だが待てよ。みんなは戦前を知ってゐるのかな。軍隊にゐたことがあるのかな。そんなことはない。皆、かっての敵国にそう教へられ、学校の先生にそう教育されただけではないのかな。これは観念と言うものだ。愚老は山本五十六元帥が戦死されてから兵学校へ入ったのだから聞いた風なことは言えんが、それでも一年八ヶ月誠に厳しい訓練を受けた。

江田内の岸壁に繋留されていた練習艦「浅間」(吃水8メートル)に2メートルの櫓を組んでみんなそこから飛び込みの練習をした。私は神戸育ちで小学校の頃から須磨の海岸で泳いだから良いが、すぐ後ろの生徒は厄除大師で有名な佐野の生まれだ。海は初めてだ。だが飛び込む。10メートルの上に立つと流石に脚が震える。海面は眼に入らない。対岸の山脈みだけがやたらと目に入る。下から教官が「前方の山頂に向かって跳ォぶー。」と大音響で伝える。身体がフワフワして足が地に付かない。

だが言はれた通り山頂に向かって足を蹴った。オッ!成功したらしい。上手い具合に弧を描いて海に近ずいてゐる。55`の物体が10メートルを落下する時間は1.8秒だ。モノを考える時間がある。昨日の物理の時間に習った。しかし全ての者が上手くゆくとは限らない。顔を打って鼻血で海面を染める者、背中を打ってバタバタする者、腹を強打して呻く者、・・・それは仕方がない赤帽から有段者まで全て一律に飛び込むのだ。

これは遊泳練習の一環だ。訓練は熾烈をきわめる。17才の少年達にとって自分の故郷や家族や国家を守るのは俺だと言う信念がある。敵はもうそこまで来てゐる。当時の兵学校の校長は1月6日の夜テレビで放映された「連合艦隊司令長官山本五十六」に出てきた井上成美(しげよし)提督だ。かれの信念は「紳士」こそが「最強の軍人」になる、であった。

例のノーブレスオブリッヂ=ロータリークラブの精神に通ずるものがあった。恰もイートンやオックスフォードの教育に似ている。我々にはCOD(コンサイス オック スフォード ディクショナリィ)が与えられ、英文和訳ではなく、英文英訳の方法で英語を学んだ。それは敗戦の前日迄続いた。海軍が武士道の上にアングロサクソンの文化を加えたものと言われる所以だ。

「敵国の文化を知らずに敵国に勝てるか」。井上成美中将の考へであった。海軍省から「早く生徒を前線に出せ」と矢の催促であったが、校長は頑として受け入れなかった。「生徒は未完成で、ものの役にたたぬ、前線に出すと邪魔になる」そう言って中央からの要求をはねつけた。彼は敗戦を予期していたのだ。戦後の復興の為出来るだけ若者は温存したい。

井上さんはやがて海軍次官になり米内さん(海軍大臣)と共に筆舌に尽くしがたい苦労の末わが国を終戦に持ち込む。戦後75期からはノーベル賞候補になった岡田善雄教授(阪大・細胞融合=今回の山中伸弥教授の先達)やソニー・録音テープの技術・ 垂直磁気記録方式を発明した岩崎俊一教授がゐる。75期で戦後、影になり日向になって日本を支えてきた人達は皆井上校長のお陰で生きることが出来たのだ。

いま思うと吾が人生87年の中でこの1年8ヶ月の軍隊の生活ほど清冽で透明な 瞬間はない。戦後うけたどのやうな感激より江田島の時間が与えた感銘は吾々には重い。三分の二以上は逝って仕舞ったが75期の人生を支えたものは江田島の精神だらう。愚老は毎朝クラス会でもらった古い湯飲み茶碗で一杯の茶を飲む。

茶碗には井上成美校長の小さな字で次のやうな言葉が印されてゐる。「第七十五期の諸君へ 吾が教え子よ 春秋に富む諸君よ 今後も健康で 現在の堂々 たる態度で 社会に貢献して 世の後進を導き 海軍精神を後世に残し給え。」

昭和47年だった。三年後昭和50年校長は86才で逝かれる。俗世との縁を一切断ち極貧のうちに旅立たれた。みなさん、これが大日本帝国の軍隊の本然の姿なのですよ。戦前の暗黒時代と誰が言うのですか。かっての敵国(連合国)と共産党ぢゃないですか。悪い軍隊と誰が言うのですか。朝鮮や支那やアメリカぢゃないですか。

では中国や韓国や米国やロシアは軍隊を持たないのですか。自分の国は自分で守るあたりまえの所作に戻りたいものです。安倍政権が出来た途端、中国や韓国や一部米国でも、ヒステリックに叫びます。「右傾化だ。軍国主義化だ。」 これに呼応したように朝日 NHK 左傾化したマスコミ 市民 進歩的知識人達が叫びます。「右傾化が危ない。」「軍国主義化を阻止すべし」と。

それは恥ずかしいことです。「ほこほこと落ち葉が土になりしかな。」 としをとると頭ではなく、腹にしみる温かい自然な 小径をどうしても通りたくなる。

(つづく)

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