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zoom RSS 一阿の 「友人の死」 Y

<<   作成日時 : 2012/12/04 07:00   >>

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「美意識」とはなんだ?。人に聞かれても分からない。昔、若者に 「美しい」 とはどういふことですか、と問はれ、爾来、ずーっと考へ続けても一向に分からない。最近では悔し紛れに、これは分かってはいかんのだと思ふやうになった。ただ、その国の美意識がその国の文化だとは言えやう。英国の美意識は英国の文化。フランスの美意識はフランスの文化。独国の美意識は独国の文化。お互いに文化は尊重し守るものだ。

だが、奴(やっこ)さん達は違う。尖閣列島を伺う。確信的利益だと言ふ。領土と言ふのは無機質の土や石の広がりではない。その国の文化がチャンと乗ってゐる基盤だ。尖閣には日本人が呼吸し鰹節を作ってゐた固有の美意識があった。この島は現在の全ての国力を挙げて守らねばならない。

先日テレビを見てゐたら、石原慎太郎がA党とは一緒になるがB党とは一緒にならない。それは美意識が違ふからだと言った、と騒ぐ連中がゐた。憲法改正反対論者や原発廃止論者、所謂国民よりも市民と言はれると喜ぶ連中が「美意識とは何だ」と昔大臣をやった関西在住の物書きに聞いてゐた。すると彼は暫く考へて、侮蔑の口調でこう答へた 。「好き嫌いの問題と言ふことなんだらう。」 一同は一斉に我が意を得たやうに軽薄な笑ひ声を立てた。答へた男には多少自嘲の響きも混じってはゐたが、話題はもう次ぎに移った。

しかし考へてみると、この答へはあながち間違ってはゐない。昭和27年、初めて就職した播州の会社で、その人がゐるから銀行は金を貸すんだと言はれた偉い専務が私に「一番重要なことは、大体好き嫌いで決まるもんだよ。」と教へてくれた。「そんな馬鹿な」 と思ったがあれから60年、大先輩の言葉が少し分かるやうになった。

左翼マスコミの大合唱はあったにしても、三年前の民主党へのあの傾斜は決して理性的なものではない。 しかし 美意識と好き嫌いは違ふ。友人は真面目な顔をして当たり前のことを言ふ人間を嫌った。彼の話には、いつもユーモアが匂った。彼が珍しく尊敬してゐると真顔でいった人が二人ゐる。キユーピーマヨネーズの創始者中島董一郎、と沖縄戦で県民を守り抜いて自決した沖縄県知事 島田 叡の両氏だ。嶋田知事は友人の母校神戸二中の先輩だ。友人の最初の仕事はキューピーマヨネーズ仙川工場の設計だった。

昭和26年、この縁で当時の中島社長と知り合い薫陶を受けることになる。「社是に親を大切にすること。と書いてあるんや。」 と感じいったやうに言った。終生 彼は中島董一郎を敬愛し薫陶を生かした。「社長は正しくなければならん。」 冗談ばかり言ってゐた彼はそう言って決然と小沢一郎に立ち向かって行った。彼の美意識がそうさせたのだろう。結果は惨敗で彼は会社を潰されることなる。


(つづく)


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