ガラス瓶に手紙を入れて

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zoom RSS 一阿友人の 「原発事故」3 福島原発の今後(5)

<<   作成日時 : 2011/05/14 07:37   >>

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◆地質の安定性
 日本は、大地の動きが激しい地域に存在しているため、地震や火山などの活動が盛んです。処分場は地上施設も含め、地震や火山、土地の隆起などによって大きな影響を受けます。地層処分を推進する人たちは、過去数十万年を調べ、活断層や火山の活動がない地域を選べば、将来10万年程度までは地震や火山の影響を避けられると楽観的に考えています。

しかし、大地の動きについての大まかな傾向がわかっているといっても、これまで大地震が起きていない場所でなぜ地震がないのか理由がわかっているわけではありませんし、地震などの活動が、ある場所で、いつ起きるのか、将来を予測することまではできません。したがって、何万年をもこえる将来にわたって、地震などの影響を絶対に受けないと保証できる場所を、今の時点で選ぶことは不可能です。

現在の技術では、放射性物質の移動に重要な役割を果たす地下水の複雑な流れを正確に把握することもできません。根本的な問題として、現時点で地質条件がよいと思われる場所を選んでも、その状況が将来まで保たれるとは限りません。処分場から離れた場所の地震や火山の活動は、「影響が長続きしないから」と軽視されていますが、処分場を直撃しなくても、処分場周辺の地質や地下水に影響を与える可能性も十分に考えられます。こうした影響がなぜどのように起きるのかも、科学的に明らかになっていない問題なのです。

◆埋設後の安全性
 ガラス固化体はオーバーパックという厚い金属容器に封入し、粘土の緩衝材で取り囲んで埋めます。この部分が「人工バリア」と呼ばれています。
地下深くは酸素が少ないため金属容器はなかなか錆びず、金属容器が錆びたあとも、粘土が地下水の流れをさえぎることにより、ガラスが地下水に溶ける時間は遅れ、放射性物質の多くは粘土にとどまる、といったことが期待されています。天然の地質も、地下水が運ぶ放射性物質を捕まえて岩盤にとどめることが期待されていて、「天然バリア」と呼ばれています。こうした期待には一定の科学的根拠や自然の実例*などもありますが、実際の挙動がどうなるか不確実さが非常に大きい問題です。現状では、将来の安全性を確信することはできません。

*自然の実例:
古い時代の金属やガラスなどが形を保って地下から見つかった例など。地層処分の「安全性」を強調する説明によく使われる。しかし、すべての金属やガラスなどが残っているわけではない。ウラン鉱床が非常に長期にわたって動いていないという例もあるが、高レベル放射性廃棄物に含まれるセシウムなどは水に溶けやすく、地下水とともに移動してしまう。

◆将来の被曝
 核燃料サイクル開発機構(現原子力研究開発機構)の報告書をもとに、「将来に予測される被曝線量は自然放射線レベルより低い」と地層処分の安全性が広報されています。しかし、放射性物質が地表近くに到達する量や、人間がそれを摂取する量について、悪い条件を重ねて計算すると、そのようなレベルをこえた被曝もありえます。そもそも、こうした計算は、実際には存在しない仮想的な処分場を対象にしたものなので、実際に選ばれた場所についての現実を予測したものではありません。

また、これまではガラス固化体だけが地層処分の対象でしたが、再処理工場から発生する放射性廃棄物の一部も、同じ処分場に地層処分できるように法律が変わります。これらの廃棄物に含まれるヨウ素や炭素は地下水中の移動が速いので、ガラス固化体の100倍以上も被曝の影響が大きくなります。
将来の世代に取り返しのつかないことが起きる可能性を否定することはできません。

(続く)

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