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zoom RSS 一阿の 「佐久間艇長と夏目漱石」 其の一

<<   作成日時 : 2011/01/20 08:00   >>

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賀正 明けましておめでとうございます。 みんなで力を合わせ、今年も我が国を、先祖から引き継いだ本当の日本の国へ、戻してゆきませう。

今回は「夏目漱石」と「佐久間艇長(第六潜水艇)」の話をします。戦前佐久間艇長の事は小学校六年の修身の教科書に「沈勇」と言う題で出ていることは前に書きました。第六潜水艇は、水上速力八ノット、水中は三ノットととても遅いので“ドン亀”と言われていました。基準排水量は57トン(因みに戦艦大和は80,000トン今の自衛艦は2,000トン〜4,000トン)、わが国で造った最初の潜水艦でした。

当時わが国の潜水艦は九隻その内七隻までは外国製でした。第六潜水艇は川崎造船所で建造されました。驚異的とも言える国産でした。

佐久間大尉が艇長を勤める第六潜水艇が新湊沖で沈んだのは明治43年4月15日、日露戦争で聯合艦隊がロシヤのバルチック艦隊に大勝した明治38年5月27日から5年後のことです。

その日、午前9時30分佐久間艇長以下14名は春風のもと順調に新湊沖を操艦していました。艇長はやがて「合戦準備」の号令を出します。遠藤一等水兵と吉原三等兵曹は、甲板の手摺を倒し、司令塔のマストを収め、長谷川中尉と共にハッチから降ります。

艇長の佐久間勉大尉は、ハッチを締め司令塔につき、「機関停止」 「スイルスバルブ閉め。キングストン開け。」大音声で矢継ぎ早に号令をかけます。続いて「ベント開け」。海水が轟音とともにメインタンクに流れ込みます。佐久間艇長は艇が沈み始めるのを確認すると「半潜航用意」の号令をかけます。

半潜行と言うのは、浅深度潜航の状態で、スイルスバルブを開きそこから空気を採り入れて、ガソリンエンジンを使い、潜航する方法です。これは後にドイツ海軍が開発して大いに戦果を挙げたシュノーケル型の原型でしたが、当時は極めて簡単な通風筒を立てただけのものでした。

艇は長谷川中尉以下の適切な操作で、ッリム(左右のバランス)を取り戻し、所定の深度を保ちます。長谷川中尉の「半潜航用意よし」の声。佐久間艇長の「スイルスバルブ開け」 「エンジン発動」 「前進微速」の号令。艇は静かに進み始めます。

その瞬間ドッドッドーと通風筒から海水が艇内に入ってきました。配電線がバチバチバチッとショートしたかと思うと艇内は真っ暗闇になってしまいました。「スイルスバルブを早く締めろ」佐久間艇長の号令が響き渡ります。「艇長!チェーンが切れました。!」 ・・・ スイルスバルブは通風筒の真下にあり、チェーンによって左右に移動させて開閉させるので、チェーンの切断は致命的です。

「手動で締めろ」 佐久間は絶叫する。その時は既に海水は艇の後尾に侵入し満水していました。艇はゆっくりと沈んでゆきガガガッと言う音と共に着底しました。傾斜角13度。明治43年4月14日午前十時でありました。佐久間勉は「メインタンク排水(ブロウ)」を命じますが、艇は浮上しません。配電盤のゴムが焼けて臭悪なガスが充満し、艇員達の呼吸を困難にしてゆきます。

今は手動ポンプで排水するより他に方法はありません。艇長も艇員も国産のこの第六潜水艇を沈めてはならない。わが国潜水艇開発の技術の自信の為にも、何よりもこれは陛下の艇だ。と皆そう思っていました。


(続く)

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