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zoom RSS 一阿の  「英人の見た海軍兵学校」 11

<<   作成日時 : 2010/08/07 07:16   >>

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 * 一阿のひとりごと・・・・・

 セシル・ブロックの説明によれば、私は75期の1号生徒の時、3部の5分隊にいた。分隊監事は野村実大尉、71期のクラスヘッドである。実は2番であったが、トップの田結保大尉は新鋭巡洋艦筑摩にて戦死され、軍令部は慌てて前線から野村大尉を呼び戻したと言われている。優秀な方で、戦後大病を患われ、戦前の立場を全て崩された中を刻苦して大学で歴史学を研究された。感情論ではなく静かな客観的分析に基ずく海軍史を書かれた。半藤某の如く、海軍の実体験もなく人からの又聞きと多少の文献の読み漁りで、書く自己顕示欲を憂国の似非衣に隠した売文の徒とは、根本が違っていた。勿論日本学術会の会員であられた。


 彼は防衛庁戦史編纂室の室長でもあったが、凡そ海軍に関する書物は全て読み尽くされたと言って良い。彼にとって、正確な海軍の歴史を残すことは、亡くなった戦友のための鎮魂歌を創ることであったのだ、それをヒシと感じた時がある。

 戦後我々はよく分隊会をやったが、恒例のごとく分隊監事の海軍の本質についての静かな口調のお話を聴いた。皆それを聞くのが楽しみであった。途中で「まだ続けましょうか、この辺で止めましょうか」と何時も聞かれた。決して押しつけることをされなかった。

 亡くなる最後の年の分隊会で「田結が早く逝ってしまったからなア。。。。」と独り言のようにいわれた。忘れられないのは、最初の分隊会の時の講話である。「陸軍と海軍の差」は「国際法を熟知しているかどうか」だといわれた事であった。(勿論陸軍には陸軍の優れた点は幾らでもある。)

 最近「敵兵を救助せよ」で脚光をあびている。工藤俊作中佐の物語も海軍にとっては当たり前のことなのである。だから中佐も誰にも語っていない。この種の埋没している物語は随所にあると思われます。民族の恨みつらみや金銭欲から来る、日本軍のでっち上げの不法行為を誇大に宣伝することだけはやめたいものです。野村実氏の著書には「天皇と伏見宮と日本海軍」「日本海海戦の真実」ほかいろいろ名著があります。かって放映されたNHKの「日本海軍の真実」も悪意に満ちた左翼的な曲解ではなくて、この野村さんの魂の真実を熟読玩味すれば、国民も誤解をしないで済むのです。

 海軍に関する文献で彼の読んでいないものは無いのです。
横須賀に「小松」という料亭があります。ここの女将山本直枝さんは、小松のおかみで有名です。小松は明治18年「横須賀鎮守府が開設されて以来、東郷平八郎、山本権兵衛、広瀬武夫、山本五十六、米内光政 井上成美、長谷川清等といった提督が愛用しました。またここは、米内、井上、長谷川の3人が、鈴木貫太郎首相の下で、日本を戦争終結に導く相談をしたことも知られています。

 私がまだ若かったころ、直枝おかみからよくこれら提督の掛け軸の書を見せて貰いました。みなそれぞれに風格のある立派な書でしたが、印象が深かったのは米内光正の「春風江上の道覚えず君の家に到る」という良寛のような素朴で深いそして優しい字でした。 あの激しい時代に、よくこれだけの字が書けたものだと思いました。

 戦後の教育によって軍人といえば、侵略をし弱いものをいじめる、極悪非道の集団のように教えられてきましたが、決してそうではありません。セシル。ブロックが感心したように、海軍兵学校では祖国を守るにふさわしい若者を心をこめて教育したのです。中川中佐(期指導官)の奥さんは「主人は官舎へ帰ってくると、こころから、生徒は国の宝だ」と言いました。と述懐されました。今高校の日教組の先生方が「生徒は国の宝」だというでしょうか。

 国を守り、万世一系の天皇をお守りするために、死をも厭わない軍隊を再建するためには50年は掛かると思はければならないでしょう。
米国GHQは日本の軍隊を非常に恐れましたので、まず陸軍、海軍を解除し、そして忠と孝の精神を国民の潜在意識から排除して行ったのです。それが、今の状態です。

 多少の知恵と経済的な安定だけでは、国は護れません。中国の軍備、ロシヤの軍備、暴発しかねない北朝鮮の核武装を見るときに、この祖国を守るためには、こつこつと忠と孝を国民の心に育み、真の軍隊を創ってゆかなければ成りません。

 セシル・ブロックは江田島の信じ難い猛烈な訓練と学業の模様を書きました。
その訓練と学業は日本を守るためのものでした。市民派の人たちは、職業軍人といいますが、国を守ることは職業ではありません。「このままでは国は滅びる」と憂える賢人がいます。その通りだと想います。然し本当の再軍備はそれほど生易しいものではないのです。昔の江田島のような学校を作るためには、予算もいりますそしてなにより人が要ります。国民が競ってこの学校を受けるような国民の合意の形成がなによりも大切です。

 野村大尉や米内提督のわずかな逸話を話しましたが、江田島で学んだ人が如何に優秀であったかがわかります。この軍人と政治家の両輪があって国家は成立つのです。戦勝国は日本を国として成立たなくして置いたのです。早くそのことに気が付きましょう。
                           終わり


( 「英人の見た海軍兵学校」 了)

※一阿さまのお手紙はまだまだ続きます

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