ガラス瓶に手紙を入れて

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zoom RSS 一阿のことば 11

<<   作成日時 : 2009/12/06 09:58   >>

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一阿はここで前に述べた昭和精神史の最後のところに出てくる「伊東静雄」の詩を口ずさみます。


        夜来の台風にひとりはぐれた白い雲が

        気のとほくなるほど澄みに澄んだ 

        かぐはしい大気の空を流れてゆく

        太陽の燃えかがやく野の景観に

        それがおほきく落とす静かな翳は 

        ・・・・さよなら・・・・さやうなら・・・・

        ・・・・さよなら・・・・さやうなら・・・・

        いちいちそう頷く眼差のやうに

        一筋光る街道をよこぎり

        あざやかな暗緑の水田の面を移り

        ちひさく動く行人をおひこして

        しづかにしづかに村落の屋根屋根や

        樹上にかげり

        ・・・・さよなら・・・・さやうなら・・・・

        ・・・・さよなら・・・・さやうなら・・・・

        ずっとこの会釈をつづけながら

        やがて優しくわが視野から遠ざかる

                          伊東静雄(夏の終り) 
  

この詩が発表されたのは昭和21年8月、敗戦より1年目の夏でした。


(続く)


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